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路面電車沿線に住む

私が育ったのは、郊外のニュータウン。もう45年前に造成されたところなので、ニューでも何でも無いけれど。家しかない無機質な街。道路と道路が直角に交わり、方形の分譲地にハウスメーカーの家が建ち並ぶ様子が、私の原風景。

両親は大阪市内の阿倍野区東住吉区の出身、同居していた祖母は船場の出身だったので、何か用事があれば、バスと電車を乗り継いで大阪市内に出かけていた記憶があります。

 

祖母のお寺さんの用事のときは、いつも南海電車住吉東駅帝塚山駅から歩いて、阪堺電車上町線の松虫停留所で降りていました。私は電車に乗るのが好きだったのと、電車に乗ってたら大人しいので、連れてもらっていたみたい。多分、私が幼稚園くらいのとき。1両だけでゴトゴト走るチンチン電車は、なんとも言えない魅力満載で、祖母に連れて行って貰うのが楽しかった。お寺で何をしたのか、さっぱり覚えてないけれど、チンチン電車だけ覚えてる。

 

小学校のとき、通学路の歩道の真ん中に、側溝の蓋があって電車の線路に見えてました。私、これが線路になって通学できたら、どんだけ楽だろうか、思って、いつも歩きながら路面電車に乗ってる空想をしていました。かなりヤバイ子どもでした・・・。

 

中学生のときに京都へ行く機会があったときも真っ先に、三ノ輪橋から都電に乗ったし、母方の祖母が西国三十三箇所岐阜県の谷汲山華厳寺へ行くときも、岐阜駅前から名鉄路面電車揖斐線谷汲線と続くルートに便乗しました。ちょっとあのときは反抗期やったけど。

 

高校生になって一人で出かけられるようになってから、意味も無く阪堺電車に乗ったり、京都まで行って京阪京津線に乗って石山寺や坂本まで、ぶらっとお出かけしたりしていました。

 

大学生になったら、全国の路面電車に乗り始めたり、海外のLRTに乗りたいがためにヨーロッパに一人で出かけたりとやりたい放題やってました。

 

私、鉄道も新幹線も地下鉄も好きだけれど、やっぱり路面電車が便利で本数も多くて、日常の生活の足になっているような気がする。バスは系統が複雑すぎて難解だし、渋滞にひっかかる。日本の路面電車は渋滞にひっかかるけれど、ヨーロッパのLRTは、優先信号でグングン飛ばして超快適でした。でも貧民層のための交通機関という面もあって、その辺の事情は複雑でしたが。。。

 

そんな私、最初に就職した会社で、岡山市に赴任して、そのまま居着いてしまいました。別に路面電車沿線に住みたいと切望した訳じゃないけれど、色々な偶然が重なって、家から3分のところに電停があります。

 

身近すぎると当たり前の光景なんだけれど、道路に鉄の線路が埋め込まれていて、架線が張り巡らされているのを見ると、あーこんな便利な沿線に住んでいるんだなぁ、となんだかボーッとしてしまうことがあります。岡山の路面電車東山線)は5分に1本も走っているので、とっても便利。いつも空いてるけど。。。モータリゼーションにも耐えて今も走っているので、ずっと走り続けて欲しいです。

 

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