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ホスミシン

私、今は不動産屋さんですが、昔クスリを売っていました。
最近、オーガニックな食生活になって、クスリそのものも、
疑問を感じつつ、子どもには飲ませている私。。。


製薬会社を辞めた理由は、社内の人間関係に疲れたのが一番大きかった
のですが、祖母の入院をきっかけに何のために仕事をしているのか
分からなくなってしまったことも大きかったのです。


祖母は、老化による体力低下で、若い頃に感染した結核菌が
暴れ始めて体調悪化。そのまま結核病棟に入院しました。
そこで寝たきり状態になり、MRSAの保菌者にもなってしまい、
療養型の病院に転院。たしか、2年間ほど寝たきりでこの世を去りました。


私は、抗生物質抗うつ薬を販売していました。その中には、
MRSA治療薬ハベカシンもありました。
ハベカシンは、当時、薬価の高いクスリで、売り上げが上がると、
社員としては嬉しいクスリでした。オーソドックスなのはバンコマイシン
なので、なかなか処方してもらえなかったけれど。


私が新人の頃回っていた病院は、田舎の中小病院だったのですが、
ハベカシンが時々処方されました。やったー、MRSAの患者さんが、
ハベカシンで治ったんだ〜、と私は思っていました。アホです。。。
オメガシンというカルバペネム系のクスリも売ってましたが、
このクスリ、適応症が少なくて本当に営業しないと使って貰えなくて、
やったー使って貰えた〜!なんて思ってました。


療養型に転院した祖母のお見舞いに行くと、お年寄りが沢山ベッドで
眠っていて、カルバペネム系のメロペンを点滴してもらっていました。
うん?みんな寝たきりでメロペン???
私、てっきり病気を治すために抗生物質を点滴されていると思っていたら、
抵抗力が低下した高齢者が院内感染しないように、抗生剤を打たれている
としか思えませんでした。


ハベカシンも、治療は治療だけれど、元気になるためじゃ無しに、
ただMRSAをやっつけて、院内感染を防止するためだったのね。。。


あれだけ病院に営業に行きながら、何も分かって無かった。
このお年寄りたちにには、本当にクスリなんて必要なのか?
これだけ医療費が財政状況を圧迫している中、こんなジャブジャブ
クスリを使っていていいの?そんな中から給料貰っていいの?
と考え始めると仕事のモチベーションが低下していました。


あれっ、ホスミシンとイソジンは、営業してても抵抗がない
好きなクスリだった、というブログを書こうと思っていたのに、
このネガティブなブログはなんだ〜(汗)。


まぁ、私の心の告白ということで、勘弁願います(苦笑)。

ちえのわ不動産
岡山市中区中納言町3-2-壱(路面電車中納言」電停徒歩3分)
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毎日新聞に掲載されました(2013年5月)
http://d.hatena.ne.jp/gojaemon/20130510/p1
KSB瀬戸内海放送で放映されました(2012年9月)
http://d.hatena.ne.jp/gojaemon/20120920/p1