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恩師からのハガキ


中1のときの社会(地理)の先生は、白髪のおじいちゃん先生。
すでに定年を迎えられていて、非常勤で教えて頂きました。
私が教える最後の生徒かなぁ、と言われていたような気がするのですが、
中2のときの社会(歴史)の先生が途中で休職されたので、
運良く、また教えて頂きました。


学徒出陣を経験された、とお話されていました。
戦争体験を授業で聞けたのは、本当に運がよかったと思います。
中2の社会は歴史だったので、近代史の授業は迫力がありました。
でも、戦争賛美なんてこれっぽっちも無くて、
ただ、日本が宣戦布告していない、というのは間違いだ、
とおっしゃっていました。後に常識になりましたが、
当時は一般常識と違って、少し怖かった印象が残ってます。
戦後、共産思想は、ものすごく理想的だと思った、とも
お話されていました。(授業を受けた当時、ソビエトは崩壊寸前でした。)
私、もっと話して貰った気がするのに、何も覚えてない。。。
勿体ないなぁ。。。
今、85歳とハガキにあるので、終戦時、先生は16歳だったのですね。


おそらく、昭和20年代から教師されていたんだと思います。
ご自分でもおっしゃってましたが、昔は本当に怖い先生だったみたいで、
廊下ですれ違って、問題に答えられなかったら殴ってたとか・・・。
私が教えて頂いた当時は、温厚でいつも笑顔だったので、
何だか信じられませんでした。


私、この先生のおかげで地理が本当に好きになって(元々鉄道好きから
地図好きっていうものあったのですが)、
そのまま大学も地理学科に進みました。
黒板の板書も、このハガキの字もまま。
カクカクっと省略しながら黒板に描かれた地図は、
今でも覚えています。


大学に入った頃に、お手紙を送りました。
「先生のおかげで地理が好きになったので感謝してます」、
という内容の手紙です。
丁寧に返信を下さったのですが、意外にも「地理は一番教えるのが
難しかった」、という内容のお手紙でした。
私は、てっきり地理が一番教えやすかった、という答えが
帰ってくると思っていたので、意外で意外で・・・。


私、中2になってイマイチ歴史の成績が良くなくて、
あー歴史はやっぱりあかんのかなぁ、と思ったら、
途中で先生が替わると、ビョンと成績が上がりました。
他の子も同じようなことを言っていたので、
私だけじゃなかったみたい。
反転授業とか流行っているのですが、なんか原点に立ち返ることも
必要なんじゃ無いのかなぁ、と思うことがあります。
社会って意外に暗記科目じゃ無いから。



社会人になって気づいたのですが、
教頭や校長にもならずに、定年後も教壇に立ち続けていらっしゃったのですね。
何かポリシーがあったのでしょうか・・・。


中1のときからだから、23年間、ずっと年賀状をやり取り
させていただいていました。
毎年、今年も年賀状が来た、まだご存命なんだ、と
ホッとしていたのですが。。。


ハガキを頂いてから、まだ返事が出来ていません。
早くしないといけませんね。

ちえのわ不動産
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毎日新聞に掲載されました(2013年5月)
http://d.hatena.ne.jp/gojaemon/20130510/p1
KSB瀬戸内海放送で放映されました(2012年9月)
http://d.hatena.ne.jp/gojaemon/20120920/p1