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翻弄されて珠洲原発


六ヶ所村ラプソディーの映画を観てから2年が過ぎました。
世間は、原発に対して嫌悪感を示すどころか、地球温暖化と結びつけて
CO2を排出しないクリーンなエネルギーだ、と言う印象を持たれるよう
になった気がします。


でも、それが本当に正しいのかなぁ・・・。
今の仕事(不動産業)に就いてから、安心・安全なんて、お金をジャブジャブ使えば、
なんぼでもできるような気がしてなりません。


安心・安全を唱える学者さんは、六ヶ所村ラプソディーの映画の中で、
見事に本音を語りました。こんな人たちの言うこと、信じて良いんだろうか?



私は、原発は苦手です。安全で良いものだから、作らなきゃ、って言う
人もいるけれど、自分の家の隣に作ってもいいよ、って人誰もいないんじゃ
ないかなぁ・・・。私の苦手・嫌っていうのは、そういうレベル。


自分の家の隣に作られたら嫌な施設で生み出された電気で生活する・・・。
それは、大いなる矛盾だと思う。
インターネットを彷徨っていても、原発は安全だから必要だ、と書いてある
けれど、技術的な話になると理解の範疇を越えている・・・。


なので、違う側面から、原発の姿について見てもいいんじゃないかなぁと思っていたら、
石川県珠洲市が、数年前に原発計画を凍結したことを思い出した。
気になって検索してみたら、こんなページがありました。


FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品−翻弄されて珠洲原発
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/backnumber/13th/04-145.html


9年前の2000年冬、私は、のと鉄道に乗って、珠洲市を旅していました。


当時の旅ノートを見ると、能登半島の禄剛埼(ろっこうさき)灯台へ
行った後、狼煙バス停の近くにある喫茶店に入りました。
喫茶店のおばちゃんが、「ここは原発の計画があるのよ、風が強いところだから、
風力発電にすればいいのに」と寂しい顔をして、つぶやいていたことを思い出します。


珠洲原発のキーワードで検索すると、28年間、原発で翻弄されてきた
珠洲市の状態が分かります。このドキュメンタリー作品の概要だけでも、
過疎の街につきつけられた、パンドラの箱だった珠洲原発に悩まされてきた
人たちの苦悩が分かるような気がします。


珠洲は、原発を凍結して、鉄道も廃止されてしまいました。原発が誘致
されていれば、鉄道も残っていたような感じがしてならないんですけど・・・。
でも、この選択が間違っていなかったと証明できるように、
本当に頑張って欲しいと思います。